映画『ピュア 純潔』の概要
原題 | Till det som ar vackert |
監督 | リサ・ラングセット |
原作 | |
公開年 | 2009年 |
製作国 | スウェーデン |
ジャンル | ドラマ |
上映時間 | 97分 |
ロケ地・舞台となった図書館 | ヨーテボリ大学・エコノミック図書館(ビジネス・経済・法学部の自習室) |
映画のキャプチャ画像© 2010 Tre Vänner AB. All rights reserved.
スウェーデンのヨーテボリで暮らす20歳のカタリナは、ギャンブルや酒に溺れる母親のもとで売春に手を染めるなど不遇な少女時代を過ごしています。
ある日、ふとしたことから耳にしたモーツァルトの音楽に夢中になったことをきっかけに、運よくコンサートホールの受付係として働くことになります。
新たな人生への希望に胸を膨らませるカタリナは、そこで出会った年上の指揮者アダムに惹かれていきます。
「リリーのすべて」で第88回アカデミー助演女優賞に輝いたアリシア・ヴィキャンデルが、2009年に映画初主演を務めたスウェーデン映画です。
イライラや不満をむき出しに生きるアリシア・ヴィキャンデルの表情に注目です。
映画『ピュア(純潔)』図書館シーン
妻子持ちのアダムに恋をしたカタリナは、次第に彼に付きまとうようになり、同棲した彼氏に家を追い出され、仕事も失います。
帰る場所がなく路上生活に陥ったカタリナは、日中は図書館で音楽を聴きながら、閉館後は外のベンチでキェルケゴールを読んで過ごします。
この約2分間のシーンは一切セリフがなく、カタリナが聞いている音楽がずっと流れ、カタリナの表情や所作が映るだけですが、ここでの彼女の心情が読めません。アダムへの思いが残っており、好きな男の嗜好を知るために躍起になっているようにもみえるし、心から勇気を持って自分の人生を開きたいと思っているようにもみえます。
この図書館のシーンは、カタリナが自由に出入りしていることから公共図書館の設定だと考えられるが、ロケ地として使われているのは北欧デザインの内装が特徴的なヨーテボリ大学のエコノミック図書館(ビジネス・経済・法学部の自習室)です。
映画『ピュア 純潔』 あらすじ・解説・レビューのアーカイブ
図書館映画に興味のある方はこちら 「図書館映画全リスト」
この記事へのコメントはありません。