ティファニーで朝食を(1961)

 

映画『ティファニーで朝食を』の概要

 

原題 Breakfast at Tiffany’s
監督 ブレイク・エドワーズ
原作 トルーマン・カポーティ「Breakfast at Tiffany’s」
公開年 1961年
製作国 アメリカ合衆国
ジャンル ドラマ/メロドラマ
上映時間 1時間 55分
ロケ地・舞台となった図書館 ニューヨーク公共図書館(New York Public Library)

トップの映画キャプチャ画像 © 2019 PARAMOUNT PICTURES CORP. All Rights Reserved

 

ニューヨークのアパートで暮らすホリー(オードリー・ヘプバーン)は、宝石店のティファニーに憧れる高級娼婦。

彼女の住むアパートに引っ越して来た駆け出しの作家・ポール(ジョージ・ペパード)は、自由奔放なホリーに興味を抱き、次第に惹かれていきます。

ふたりはぶつかり合いながらも徐々に距離を縮めていきます。

 

「永遠の妖精」と呼ばれ、時代を超えて愛されるオードリー・ヘプバーンの魅力を全編に散りばめたラブストーリー。BGMにムーンリバーが流れ、ホリーがティファニーの前でデニッシュを食べる有名なファーストシーンから、一気に物語に引き込まれます。今でもティファニーの前で多くの人がヘプバーンを真似て撮影をしていますね。

 

すべてがアイコニックでニューヨークシティを凝縮したような名作は、半世紀前の作品とは思えない鮮度を保っています。

 

 

映画『ティファニーで朝食を』の図書館シーン

 

今ではみられない60~70年代の目録カード式のニューヨーク公共図書館(New York Public Library)が登場します。

1時間55分の上映時間のうち、全部でおよそ5分15秒、図書館のシーン(外観含む)があります。

 

大きく2場面に分けて登場します。

初デートでニューヨーク公共図書館へ

 

 

図書館登場1回目の場面は、ホリーとポールの初デートの日。

 

ホリーがお気に入りの場所のティファニーにポールを連れて行くと、今度はポールがニューヨーク公共図書館を案内します。

 

はじめて図書館を訪れたホリーに、ポールが図書館のシステムを案内します。

 

>>”本好き”が、図書館についてガイドする

 

この場所は、ニューヨーク公共図書館の3階にある美術と建築の書物を集めた閲覧室だと思われますが、映画のセットのようにも見えるし、定かではありません。

 

 

目録カードを持って出納窓口で依頼し、別の窓口で本を受け取るという、閉架書庫を所有する図書館の特殊な構造も垣間見えます。

>>書庫の本の”出納”

 

しかし、ホリーにとって、図書館という場所とサービスは、お気に召さなかったようです。

>>生真面目な司書は、ティファニーの接客を見習うべき?

 

 

移住先について調べる

 

2回目は、ポールがホリーを探しながら五番街をぶらぶらしていると図書館の前でホリーにそっくりな女性を見かけて声をかけるが人違い、しかし、そのまま図書館の中に入ったポールは、閲覧室にいるホリーを見つけます。

 

話しかけても釣れない態度をするホリーは、婚約者とともに南米に移住することになり、南米について調べているところだったのです。

 

>>図書館の場所と使い方を知ったら、どのように使う?

>>分からないことを図書館で調べる

 

 

映画『ティファニーで朝食を』 あらすじ・解説・レビューのアーカイブ

 

 

図書館映画に興味のある方はこちら 「図書館映画全リスト」

 

>>記事一覧(総目次)
>>図書館映画総目録

▼1996年までの作品は、下記の著作物に一覧があります。

飯島朋子 1999.「映画のなかの図書館(Library Cinema)」日本図書刊行会.

▼1996年以降の作品は、下記のデータベースで一覧が提供されています。

図書館映画データベース(Libcinema Database)

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