映画『スポットライト 世紀のスクープ』の概要
原題 | Spotlight |
監督 | トム・マッカーシー |
原作 | |
公開年 | 2015年 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
ジャンル | ドラマ/クライム |
上映時間 | 2時間 9分 |
トップ画像©2015 SPOTLIGHT FILM, LLC
ボストンの日刊紙・ボストン・グローブがマーティ・バロン( リーヴ・シュレイバー)を新編集長として迎えると、さっそくバロンは同紙の少数精鋭取材チーム「スポットライト」のウォルター・ロビンソン(マイケル・キートン)に、ゲーガン神父の子どもへの性的虐待事件をチームで調査し記事にするよう持ちかけます。
当初、チームは何度も異動させられた一人の神父を追いますが、次第にマサチューセッツ州でカトリック教会が性的虐待事件を隠蔽するパターンに気づきます
やがて、13人の神父に調査対象を広げると、統計的には90人程度の神父が性的虐待を行っているはずだと言う指摘を受け、87人のリストを得ることに成功します。
2003年にピューリッツァー賞(公益報道部門)を受賞したボストン・グローブ紙の「スポットライト」チームによる調査報道の顛末を映画化した作品。
カトリック教会による積年の児童虐待スキャンダルを暴いたジャーナリストたちの誇りと執念に心打たれる、力強く意義深い名作です。
図書館映画のひとつ『ゾディアック』で、ジャーナリストと折り合いの悪い捜査官を演じたマーク・ラファロが今作ではジャーナリストを演じているところも注目ポイントです。
映画『スポットライト 世紀のスクープ』図書館シーン
図書館シーンは大きく分けて2場面で描かれます。
新編集長を迎えた日刊紙『ボストン・グローブ』の少数精鋭取材チーム「スポットライト」は、ゲーガン神父の子供への性的虐待事件を調査して記事にするよう指揮されます。スポットライト班のひとり、マット(ブライアン・ダーシー・ジェームズ)が急いで図書館に向かい、必要な資料を司書に伝え、すべての資料を用意するよう頼みます。
>>ケーススタディ026:ジャーナリストの調査業務の一端を担う
その後、子どもへの性的虐待事件がゲーガン神父だけではなかったことが分かると、マットは再び図書館に赴き、神父が所属した教区を知るための資料を紹介してもらいます。
いずれも、新聞社ボストン・グローブ誌の社内図書室です。
これらにまつわるシーンでは、日本語字幕では「記録室」という言葉が使われていますが、原語では「library」が使われています。
図書館が出てくるシーンは、すべてマットからのアプローチであることから、彼はスポットライト班の調査担当だと想像できます。
また、チーム唯一の女性記者であるサーシャ(レイチェル・マクアダムス) がボストン公共図書館で調査している場面も登場しますが、ここでは特に図書館の機能は描かれません。
ロケ地・舞台として登場する図書館 | ボストン公共図書館 |
登場する図書館の館種 | 専門図書館(新聞社)、公共図書館 |
描かれる図書館のサービス | 調査 |
描かれる図書館のコレクション・資料 | 新聞のアーカイブ、年鑑など |
描かれる図書館の機能 | 特定の主題について調査 |
描かれる図書館の問題 | |
司書・図書館員の登場 | あり |
映画『スポットライト 世紀のスクープ』図書館場面の参考文献リスト
トム・マッカーシー 『スポットライト 世紀のスクープ』(SPOTLIGHT FILM, LLC),2015.
映画『スポットライト 世紀のスクープ』 あらすじ・解説・レビューのアーカイブ
- スポットライト 世紀のスクープ:作品情報「映画.com」
- スポットライト 世紀のスクープ:作品「yahoo!映画」
- スポットライト 世紀のスクープ:映画情報「Filmarks映画」
- スポットライト 世紀のスクープ:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
図書館映画に興味のある方はこちら 「図書館映画全リスト」
この記事へのコメントはありません。