オフ・ビート(1986)

 

映画『オフ・ビート』の概要

 

原題 Off Beat
監督 マイケル・ディナー
原作
公開年 1986年
製作国 アメリカ
ジャンル ドラマ
上映時間 1時間33分
ロケ地・舞台となった図書館 ニューヨーク公共図書館(New York Public Library)

映画のキャプチャ画像©2019 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved

 

映画『オフ・ビート』あらすじとみどころ

 

図書館への勤務に向かう途中、警官である友人に遭遇したジョー(ジャッジ・ラインホールド)は、おとり捜査の最中だということを知らずに邪魔してしまい、その償いとして警察官達によるチャリティー・ミュージカルへ身代わり出演する羽目になります。

 

オーディションに落ち、早々に撤退するつもりでしたがが、そこで出逢った美しい婦人警官のレイチェル・ウェアハム(メグ・ティリー)に「弱虫」と言われてふみ止まり合格してしまいます。それからというもの、ジョーはあらゆる場面で警官のフリをしなければならなくなります。

 

そしてある日、警官の衣装を着て小切手を現金化しようと銀行へ行くと、そこで強盗に遭遇してしまいます。

ジョーはダンスレッスンで身につけたのステップで強盗の銃を蹴りおとし、彼らを捕まえることに成功してしまいます。

 

にせ警官が銀行強盗をつかまえるというわかりやすくめでたい喜劇ですが、絶妙なストーリーテリングで展開し、爽やかなハッピーエンドを迎えます。

 

映画『オフ・ビート』図書館シーン

 

主人公のジョーが図書館員だけに、さまざまな場面で図書館が登場します。

 

ブライアント・パークを自転車で滑走しながら図書館に向かい、自転車を押したまま図書館の中に入ると、入り口のマグロウ・ロタンダにいる警備員とあいさつと簡単な会話を交わすのが日課です。

 

持ち場の書庫では、ローラースケートを履いて本の出納に携わり、ときには、日本語学習のテープを聞きながら、また別の時には銃の撃ち方を練習しながら、仕事をするというよりは暇をつぶしているような印象です。

本の扱いも雑でなんだか切なくなりますが、児童書の作家になりたかったというセリフもあり、決して本が嫌いなわけではないと思うのですが…。

 

>>ケーススタディ008:書庫の本の”出納”という仕事

 

交際していた同僚のメリー(エイミー・ライト)を上司のニールに奪われてしまい、昇進は駄目になったと知らされる場面があります。

好きではない仕事と昇進の機会を奪われたジョーは図書館の仕事を辞めますが、ダンスで習った華麗なステップでローズメイン閲覧室の中央を通過するシーンは爽快です。

 

 

全編を通して図書館のシーンはとても豊富です。

 

映画『オフ・ビート』 あらすじ・解説・レビューのアーカイブ

 

 

図書館映画に興味のある方はこちら 「図書館映画全リスト」

 

>>記事一覧(総目次)
>>図書館映画総目録

▼1996年までの作品は、下記の著作物に一覧があります。

飯島朋子 1999.「映画のなかの図書館(Library Cinema)」日本図書刊行会.

▼1996年以降の作品は、下記のデータベースで一覧が提供されています。

図書館映画データベース(Libcinema Database)

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