クリスマスに、せっかく〈透明マント〉という、そのときに必要なものをピンポイントでプレゼントされたハリーでしたが、それをツールに図書館に忍び込み、必要な本を見つけ出すというハーマイオニーからのミッションを達成することはできませんでした。
1年目に直面した最大の謎「ニコラス・フラメル」とは一体何だったのでしょうか。
3人は、図書館を使ってその情報を得ることはできる?
『ハリーポッターと賢者の石』にみる図書館のケーススタディ
クリスマス休暇明けの場面も図書館からはじまります。
座って本を見ているハリーとロンの元に、ハーマイオニーが興奮して喋りながら、近づきます。
ハーマイオニー:(字幕翻訳)違うところを探させてたわ。
何考えてたのかしら。
大きな本を投げるように閲覧席に置き、ハリーとロンは驚きます。
ハーマイオニー:これよ、この軽い読み物。
ロン:軽い?これが?
(ハーマイオニーがロンを睨む)
ハーマイオニーが開いたページには、文字だけではなく、金属や石、銅板などが貼り付けられていて、確かに軽い本ではなさそう…
ハーマイオニー:見て!ここよ!
”ニコラス・フラメルは、「賢者の石」を造った”。
ハリー&ロン:何を?
ハーマイオニー:読書はしないの?
ハーマイオニーが本の内容を読み上げる。
ハーマイオニー:”賢者の石は恐るべき力を持つ伝説の物体”。
”すべての金属を黄金に変えーー
飲むものを不老不死にする〈生命(いのち)の水〉を生む”。
ロン:不老不死?
ハーマイオニー:死なないの
ロン:知ってるよ
ハリー:シーーーー
ハーマイオニー:”現存する唯一の石はニコラス・フラメル氏が所有”
”有名な錬金術師で昨年665歳の誕生日を迎えた”
ハーマイオニー:犬のフラッフィーが守りーー
仕掛け扉の中にあるのは”賢者の石”よ!
ハリーとロンは息を飲む。
さすが、優等生のハーマイオニー。
図書館のシーンはほとんどが彼女のセリフでした。
ハーマイオニーがみつけてきた本は、確かに軽い読み物ではなさそうでしたが、開架にある本(誰にでも手に取れる本)を軽い読み物と言ってしまうあたり、彼女は間違いなく図書館通ですね。
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