ケーススタディ036:開架にある本は軽い読み物?

 

クリスマスに、せっかく〈透明マント〉という、そのときに必要なものをピンポイントでプレゼントされたハリーでしたが、それをツールに図書館に忍び込み、必要な本を見つけ出すというハーマイオニーからのミッションを達成することはできませんでした。

 

>>ケーススタディ035:閲覧禁止コーナーに入る方法

 

1年目に直面した最大の謎「ニコラス・フラメル」とは一体何だったのでしょうか。

 

3人は、図書館を使ってその情報を得ることはできる?

 

『ハリーポッターと賢者の石』にみる図書館のケーススタディ

 

クリスマス休暇明けの場面も図書館からはじまります。

 

座って本を見ているハリーとロンの元に、ハーマイオニーが興奮して喋りながら、近づきます。

 

ハーマイオニー:(字幕翻訳)違うところを探させてたわ。
何考えてたのかしら。

 

大きな本を投げるように閲覧席に置き、ハリーとロンは驚きます。

 

ハーマイオニー:これよ、この軽い読み物。

ロン:軽い?これが?

 

(ハーマイオニーがロンを睨む)

ハーマイオニーが開いたページには、文字だけではなく、金属や石、銅板などが貼り付けられていて、確かに軽い本ではなさそう…

 

ハーマイオニー:見て!ここよ!
”ニコラス・フラメルは、「賢者の石」を造った”。

ハリー&ロン:何を?

ハーマイオニー:読書はしないの?

ハーマイオニーが本の内容を読み上げる。

 

ハーマイオニー:”賢者の石は恐るべき力を持つ伝説の物体”。
”すべての金属を黄金に変えーー
飲むものを不老不死にする〈生命(いのち)の水〉を生む”。

 

ロン:不老不死?

ハーマイオニー:死なないの

ロン:知ってるよ

ハリー:シーーーー

 

ハーマイオニー:”現存する唯一の石はニコラス・フラメル氏が所有”
”有名な錬金術師で昨年665歳の誕生日を迎えた”

 

ハーマイオニー:犬のフラッフィーが守りーー
仕掛け扉の中にあるのは”賢者の石”よ!

 

ハリーとロンは息を飲む。

 

さすが、優等生のハーマイオニー。

図書館のシーンはほとんどが彼女のセリフでした。

 

ハーマイオニーがみつけてきた本は、確かに軽い読み物ではなさそうでしたが、開架にある本(誰にでも手に取れる本)を軽い読み物と言ってしまうあたり、彼女は間違いなく図書館通ですね。

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