赤ちゃんはトップレディがお好き(1987)

 

映画『赤ちゃんはトップレディがお好き』の概要

 

原題 Baby Boom
監督 チャールズ・シャイア
原作
公開年 1987年
製作国 アメリカ
ジャンル コメディ
上映時間 1時間50分
ロケ地・舞台となった図書館 ベニントンカレッジ図書館

映画のキャプチャ画像©2019 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved

 

映画『赤ちゃんはトップレディがお好き』あらすじとみどころ

 

ハーバード大学で経営修士号を取得し、マンハッタンの一流企業で働く優秀なキャリアウーマンJ・C・ワイアット(ダイアン・キートン)は、生活のすべてを仕事に捧げる順風満帆な日々を送っています。

 

重役の椅子を目の前にしたある日、顔も知らない親戚が亡くなり、思いがけない遺産が舞い込んでくると知り大喜びしますが、その遺産とは、生後13カ月の赤ちゃんエリザベスだったのです。

 

エリザベスが家にやってきてからというもの、慣れない育児に振り回され、恋人にも愛想をつかされ、仕事でもミスを連発します。

自分で勝ち取ったクライアントとの契約を交わすために奮闘しますが、部下にチャンスを奪われてしまい会社を辞める決断をすると、都会暮らし一筋だった彼女が田舎に家を買い、エリザベスを連れて、慣れない土地に移住します。

 

 

ファミリー・コメディーがヒットした時代のハートフル・コメディ。

思いがけず赤ちゃんの面倒をみることになったキャリア・ウーマンの戸惑いが描かれます。

 

今でも働く女性にとって、育児と仕事の両立は本当に大変なことですが、ニューヨークのマンハッタンで何の迷いもない人生を送っていた主人公が思わぬきっかけで赤ちゃんとの生活を自然に選んでいく、その気持ちの移ろいは意外だとも思えますが、納得もできます。

 

小気味よさとほんわかとした気持ちが味わえます。

 

 

映画『赤ちゃんはトップレディがお好き』図書館シーン

 

庭で採れた大量のりんごを使ってエリザベスの離乳食用にアップルソースを作ったJ.C.は、一部を馴染みの商店に置いてもらうことにしますが、それが思いがけず好評となり、本格的に売り出そうと考えます。

 

そこで、ベニントンカレッジ図書館(Bennington College Library)を訪れ、文献を調査します。

 

>>ケーススタディ011:大学の近隣住民が大学の図書館を一般利用する

>>ケーススタディ012:ビジネスシーンに応じた情報収集

 

J.C.が真剣に調査をしているところへ、地元の獣医(サム・シェパード)が図書館の階段を降りてきて彼女の前に現れます。

J.C.は、彼がこの大学でクラスを教えていることがわかります。

ここでは、彼が図書館の「医学」セクションから来ているという細部へのこだわりも見えます。

 

図書館のシーンは非常に短く合計でわずか2分しか続きませんが、豪華なステンドグラスの窓が非常に美しい図書館で、ダークウッドのパネルと本棚もまた、図書館の伝統的な雰囲気を与えていてなかなか見応えがあります。

 

 

実際にベニントンカレッジは存在し、この大学には現在、2つの図書館があります。

メインライブラリーである クロセット図書館(Crossett Library)ジェニン音楽図書館(Jennings Music Library)です。

 

ただ、ロケ地として使われた図書館がどこかは不明です。

 

映画『赤ちゃんはトップレディがお好き』 あらすじ・解説・レビューのアーカイブ

 

 

図書館映画に興味のある方はこちら 「図書館映画全リスト」

 

>>記事一覧(総目次)
>>図書館映画総目録

▼1996年までの作品は、下記の著作物に一覧があります。

飯島朋子 1999.「映画のなかの図書館(Library Cinema)」日本図書刊行会.

▼1996年以降の作品は、下記のデータベースで一覧が提供されています。

図書館映画データベース(Libcinema Database)

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