デイ・アフター・トゥモロー(2004)

映画『デイ・アフター・トゥモロー』基本情報

 

原題 The Day After Tomorrow
監督 ローランド・エメリッヒ
原作
公開年 2004年
製作国 アメリカ合衆国
ジャンル パニック
上映時間 1時間 38分
おもなロケ地・舞台となった図書館 ニューヨーク公共図書館

 

映画『デイ・アフター・トゥモロー』のあらすじとみどころ

 

地球温暖化により、将来的に起こるはずだった氷河期が現代に到来し世界各地で異常気象が頻発しはじめます。

 

東京ではゴルフボールサイズの巨大な雹が降り注ぎ、ロサンゼルスは巨大な竜巻によって壊滅、イギリスではスーパー・フリーズ現象によってオイルが凍結してイギリス軍のヘリコプターが墜落します。

それらの危機を訴え続けていた気象学者ジャック(デニス・クエイド)のひとり息子サム(ジェイク・ギレンホール)は高校生クイズ大会への参加のためにニューヨークにいます。そのニューヨークにも異常気象が発生し、サムらは地下鉄で内陸部へ移動しようとしますが、巨大な高潮が押し寄せ、目の前にあるニューヨーク公共図書館に逃げ込みます。
映画の公開より約2年前の2002年に実際に崩壊したラーセン棚氷に大規模な亀裂が走る場面が出てくるように、フィクションではなく史実である部分が認められています。

 

2005年11月30日付のAFP通信の記事では、実際にヨーロッパにおいて映画ほどの急激さはないものの、映画と同じ理論で、今後10年単位で平均気温が4度低下する恐れがあるとの科学者の見解を伝えています。

 

映画『デイ・アフター・トゥモロー』の図書館シーン

 

ニューヨークに巨大な高潮が押し寄せ、多くの人がニューヨーク公共図書館に逃げ込んだことで、図書館はシェルターになります。

 

その後、ほとんどの人が移動する選択をし図書館から出て行きますが、サムとその友人ら数人が図書館にとどまったことで、物語の半分近くを図書館シーンが占めます。

 

>>ケーススタディ037:燃やす本と残す本の「選書」

 

その中には司書やニューヨーク公共図書館を愛する常連の利用者、普段は図書館の入り口で警備員に止められて中に入れてもらえない犬連れのホームレスなどがいて、彼らの図書館を活用した行為やセリフは必見です。

>>ケーススタディ038:医学書を片手に病名を所見

>>ケーススタディ039:本の歴史を継承し図書館を守るのは”利用者”である

映画『デイ・アフター・トゥモロー』 あらすじ・解説・レビューのアーカイブ

 

 

図書館映画に興味のある方はこちら 「図書館映画全リスト」

 

>>記事一覧(総目次)
>>図書館映画総目録

 

▼1996年までの作品は、下記の著作物に一覧があります。

飯島朋子 1999.「映画のなかの図書館(Library Cinema)」日本図書刊行会.

▼1996年以降の作品は、下記のデータベースで一覧が提供されています。

図書館映画データベース(Libcinema Database)

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  1. 2020年 10月 12日
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