映画『ティファニーで朝食を』の概要
原題 | Breakfast at Tiffany’s |
監督 | ブレイク・エドワーズ |
原作 | トルーマン・カポーティ「Breakfast at Tiffany’s」 |
公開年 | 1961年 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
ジャンル | ドラマ/メロドラマ |
上映時間 | 1時間 55分 |
ロケ地・舞台となった図書館 | ニューヨーク公共図書館(New York Public Library) |
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ニューヨークのアパートで暮らすホリー(オードリー・ヘプバーン)は、宝石店のティファニーに憧れる高級娼婦。
彼女の住むアパートに引っ越して来た駆け出しの作家・ポール(ジョージ・ペパード)は、自由奔放なホリーに興味を抱き、次第に惹かれていきます。
ふたりはぶつかり合いながらも徐々に距離を縮めていきます。
「永遠の妖精」と呼ばれ、時代を超えて愛されるオードリー・ヘプバーンの魅力を全編に散りばめたラブストーリー。BGMにムーンリバーが流れ、ホリーがティファニーの前でデニッシュを食べる有名なファーストシーンから、一気に物語に引き込まれます。今でもティファニーの前で多くの人がヘプバーンを真似て撮影をしていますね。
すべてがアイコニックでニューヨークシティを凝縮したような名作は、半世紀前の作品とは思えない鮮度を保っています。
映画『ティファニーで朝食を』の図書館シーン
今ではみられない60~70年代の目録カード式のニューヨーク公共図書館(New York Public Library)が登場します。
1時間55分の上映時間のうち、全部でおよそ5分15秒、図書館のシーン(外観含む)があります。
大きく2場面に分けて登場します。
初デートでニューヨーク公共図書館へ
図書館登場1回目の場面は、ホリーとポールの初デートの日。
ホリーがお気に入りの場所のティファニーにポールを連れて行くと、今度はポールがニューヨーク公共図書館を案内します。
はじめて図書館を訪れたホリーに、ポールが図書館のシステムを案内します。
この場所は、ニューヨーク公共図書館の3階にある美術と建築の書物を集めた閲覧室だと思われますが、映画のセットのようにも見えるし、定かではありません。
目録カードを持って出納窓口で依頼し、別の窓口で本を受け取るという、閉架書庫を所有する図書館の特殊な構造も垣間見えます。
しかし、ホリーにとって、図書館という場所とサービスは、お気に召さなかったようです。
移住先について調べる
2回目は、ポールがホリーを探しながら五番街をぶらぶらしていると図書館の前でホリーにそっくりな女性を見かけて声をかけるが人違い、しかし、そのまま図書館の中に入ったポールは、閲覧室にいるホリーを見つけます。
話しかけても釣れない態度をするホリーは、婚約者とともに南米に移住することになり、南米について調べているところだったのです。
映画『ティファニーで朝食を』 あらすじ・解説・レビューのアーカイブ
- ティファニーで朝食を:作品情報「映画.com」
- ティファニーで朝食を:作品「yahoo!映画」
- ティファニーで朝食を:映画情報「Filmarks映画」
- ティファニーで朝食を:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
図書館映画に興味のある方はこちら 「図書館映画全リスト」
▼1996年までの作品は、下記の著作物に一覧があります。
飯島朋子 1999.「映画のなかの図書館(Library Cinema)」日本図書刊行会.
▼1996年以降の作品は、下記のデータベースで一覧が提供されています。
図書館映画データベース(Libcinema Database)
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